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評価:
ジョニー・デップ,サマンサ・モートン,ジョン・マルコヴィッチ,ロザムンド・パイク,トム・ホランダー,ローレンス・ダンモア,スティーヴン・ジェフリーズ,Paul Ritter,Francesca Annis
アミューズソフトエンタテインメント
¥ 2,953
(2006-11-24)
JUGEMテーマ:映画


ジョニー・デップがシナリオの冒頭3行を読んで出演を引き受けたという映画だとか。
私はやっぱパイレーツみたいなジョニップよりこういうかなりクセのある役をやるジョニップが好きですね。
ジョニップの端正なのに野性的でどこか病的な色気が活かされた役だなぁと。
主人公のロチェスター伯爵は実在の人物ですね。
実在した人物の生涯を描いた作品です。

ストーリー
舞台は17世紀イギリス。王政復古の時代。急速な科学進歩と芸術の発展に人間が振り回されている熟爛期のような時代と言う印象。(あとは腐り落ちるだけ〜みたいな)
国政が揺らぎを見せ人心は不安と不信から目の前の快楽だけを追ってしまい、風紀は乱れ信仰は薄れた堕落の時代かなー(なんか既視感が…)
そんな時代、劇作家として比類なき才能を持ちながらも堕落した生活を送る主人公ジョン・ウィルモット・第2代ロチェスター伯爵。
王にその才能を見込まれながらも権力に阿ることなく王政批判を繰り返し酒浸りで女に溺れながら常に虚しさから逃れられないジョンは演劇の中にだけ感動を見出す毎日。
そんなジョンに王は国の威信と平和が懸った重大な芝居を作れと命じられるが、彼が作り上げたのは過激で不道徳で痛烈に王政を批判し嘲笑した作品だった。

以下はネタバレも含む感想〜
こーゆー作品はまぁ全体的に薄暗いですよね。
小難しく精神論のお話で、私的には大好きなんだけど、ただこういう作品の根幹にありがちな「信仰」をもたない私にはやっぱりその辺がどーしても共感できなくてそこが残念。
たぶんこの主人公って純粋で繊細で優しい人なんじゃないかなーとは思います。
優しいけどポジティブな行動力無くてイライラするけどね、このタイプ。
なんかこーゆー系の話見るといつも「神様の存在を疑うことってそんなに辛い?」と疑問に思ってしまう。
しかも「慈悲に満ちた神様がいないことが辛い」って言ってるように見える。
目の前の世界がダメダメなのは別に神様のせーじゃなくて人間の責任でしかないと思うんですけど。
「神は何故、こうも不幸に溢れた世界を放置するのか」って…いや、自分たちの尻拭いを神様に求めるのやめよーよ…。
人間の世界が苦痛で溢れてるのは人間の責任じゃね??まぁ個人レベルと総体レベルで多少話は違ってくるだろうけどさー。
まぁこの主人公は傍から見たら恵まれた環境に生きる人だよね。だからそんなんばっか延々と考えてられる暇があんじゃね?とも思います。
貧困に喘いでる人とかは嘆くより先に働いてるしさー。つーか世の中のでき具合が不満なら革命家にでもなれば?と思ったりも。
喜びを演劇にしか見つけられないから劇作家なわけでしょ?じゃあ酒に溺れてないで芝居書いてろよ。とか。
壮大に愚痴ってるわりに中身があんまねーなぁ…とか思っちゃうのはやっぱ私に信仰が無いからなんかなー。
神様関係なくね?ってどーしてもツッコんじゃうもん。

いやたぶん、この主人公は神様の存在を疑いながらも神様に存在してほしいからこんなことばっかやってんだろうなーとかは何となく思うわけですよ。
小さい子が母親の関心を引くために悪さばっかする感じ?
「神様、出てきて僕の悪さを罰してみろ」みたいな。

軽く目を覚まして現実見やがれと蹴り飛ばしたくなりますナ。笑。
んで代償行為のように攻撃の矛先が神に等しいとかいう国王に向けられたのかなー。
最後の最後、性病に侵され死の間際まできて国王を救ったのは、性病に侵された=天罰で天罰を受けたからやっと神を信じることができてだからその感謝と忠誠をやっぱり代償行為で国王に捧げたんかなーとか。
メンドクセー生き物だなぁ、オイ…。(゚×゚*)

しかしこんなメンドクサイだけで基本迷惑でしかない生物の弁論に納得しちゃう議会もどーよ。ここは笑うとこか!?とツッコみたく。
いや、こんなんが国のトップだから確かにこの国ダメだわ…とも思えるわけですが。

このテの話は好きなんだけど感想があんま好きっぽくない感じになっちゃうね。
でも歴史好きなんで基本、人物史って好きなんですよ。

冒頭の主人公の一人語りは大変好きな感じです。
「初めに断っておく。諸君らは決して私を好きになるまい。男は嫉妬し女は拒絶し物語が進むにつれどんどん私を嫌いになる」
鬼気迫るジョニップにこんなこと言われたらつかみはOK!ってな感じで。
最後に「どうか私を好きにならないでくれ」と言う慟哭めいた呟きで、「ああ、私はこの人嫌いにはなれんだろうなぁ」と思った。
実際ラストまでうわぁ、ダメダメだこいつーとは思ったものの、なんか嫌いにはなれんのよね。これで愛してくれとかほざいたらさっさとくたばれバカ野郎の世界でしたが。
どんなに辛くても何だかんだ最後まで彼を愛し続けた女たちや彼に仕え続けた人の気持ちもわからんでもなかったデス。
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